千葉県習志野市にあります「川井美智子ウクレレ教室」は、ウクレレを基礎からしっかりと身につけたい方のための女性講師による個人レッスンのウクレレ教室です。体験レッスン(60分)で、楽器未経験の方でも「きらきら星」が弾けるようになります。

ウクレレは気温差で音程・チューニングが変わる???

ウクレレは気温差で音程・チューニングが変わる???

先日のレッスンでの出来事から、
チューニングに関する内容をお届けします。

こんな会話からレッスンがはじまりました

私のレッスンでは、開始時に必ずチューニングをしてもらいます。
けれど、その日、
生徒のCさんは、チューニングをはじめようとしませんでした。
 

それなので、「チューニングをしましょう」と伝えると、
「家でチューニングしてきたので大丈夫です」
とCさんの返事でした。
 
Cさんは、少しチューニングが苦手で、少し時間がかかる。
それだから、
「レッスン中、自分のチューニングの為に先生を待たせてはいけない。」
そう思って、
自宅でゆっくり落ち着いてチューニングしてきたのだそうです。
 

Cさんのレッスンへの心構え、
私への気遣いはとても嬉しかったです。

けれど、チューニング、音の正確さから見るとちょっと違うのですね。

音の正確さから考えると

その後、Cさんへ
「なぜ?レッスン開始時にチューニングをするのか?」
理由をお伝えしたら、ご理解いただけました。

その理由は

音は、気温差で変わってくるからです。
 
ウクレレの弦は、

  • 気温が高いと伸びる
  • 気温が低いと縮む

性格を持っています。
 
それなので、今の時期、

  • 家の中は暖かい(気温が高い)
  • 外は寒い(気温が低い)
  • レッスン会場は暖かい(気温が高い)

となって、
家からレッスン会場までの間に、弦も多少伸び縮みします。
 
同じだけ伸びて、
同じだけ縮めば音程は変わらないけれど、
そうとも限らない。
 
それなので、いつでも、レッスン開始時にチューニングを行います。
 
もしかしたら、音程は変わっていないかもしれないです。
けれど、毎回チューニングをすることを習慣にしてもらいたい意味も含め、
お願いしています。
 

なぜ?そこまでうるさく言うのか?

それは、私の苦い失敗があったからです。
 
 
以前の私は、温度が変わることで弦の伸び縮みがあることを教わらず、
チューニングすることの重要さも知らずにいました。
 
 
そんな状態で数年前、
とある公開オーディションで演奏した時のこと。
 
演奏後、審査員の方から、
「弦は、何の素材のものを使っていますか?」
と言う質問をされました。

答えると、
「だから、音程が狂ってくるのですね。チューニングはしっかりした方がいいですよ」
と言うコメントを頂きました。
 
 
何百人の前での演奏時に、
「音が狂っていた」
と言われた時は恥ずかしさで一杯でした。
 
けれど、その審査員のお陰で、
チューニングの大切さを教えてもらいました。

 
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