先日、生徒さんからこんな質問がありました。
「先生のように、滑らかに、音がのびるように弾きたいのですが、
どうしたら良いのでしょうか?」
この方は、ウクレレソロをはじめて数ヶ月の方ですが、
この方以外にも、
ウクレレ歴が何年もある方からも、
同じような質問をいただくことがあります。
では、どうしたら良いのでしょう?
滑らかに、音が伸びるように弾くには、
いくつかコツがあると、私は考えています。
それは、
- 左手の指遣い(運指)
- 右手の弾き方
- 楽器の構え方(持ち方)
などウクレレを弾く時の基本です。
そしてもう一つ、
この基本と同じくらい大切なことがあります。
それは、
「脱力」
力を抜いて弾くことです。
実は、
「脱力」するだけで上達できます。
何故、脱力するだけで上達できるのか?
私が考える3つの理由・メリットをお伝えします。
- 痛くない
- 疲れない
- 素早い動きが出来る
その結果、上達出来るのですね。
それでは、それぞれ解説していきます。
脱力の3つのメリット
1、痛くない
力が入っている場合、
- 手やゆびに痛みが出たり、
- 肩こり
- 腱鞘炎
という痛みが出る方がいます。
脱力して、最小限の力だけで弾くことで、
痛みが緩和されます。
(脱力しても痛みがある場合は、他に原因があると思います)
脱力していると、
痛みを伴わずにウクレレを弾くことができます。
2、疲れない
無駄な力が入っていないので、
長時間練習しても疲れません。
何時間でも、弾いていられます。
(勿論、長時間弾いていると、それなりに疲れますが、
心地よい疲れになります。)
3、素早い動きができる
余計な力が入っていないので、
素早くコードチェンジができるようになります。
左手の動きが軽やかになると、
しぜんと右手の力も抜けてきます。
このような事により、
- ウクレレの音色が変わってきます。
- 綺麗な音色で、スラスラと、音が途切れることなく弾けるようになります。
- 最初にお伝えした「ウクレレの基礎」も身につきやすくなります。
良い事ずくめです!
では、どうしたら脱力できるのでしょうか?
脱力の方法
これも、ウクレレを弾くこと
「練習」が一番だと思います。
そして、練習の時に気をつけたいことが2つあります。
1、左手の力を抜く・リセット
人間の構造上、
左手に力が入ると、しぜんと右手にも力が入ってしまいます。
大抵、ウクレレを弾くとき、
左手の指遣いやコードチェンジで力が入りやすいですね。
そうすると、知らない間に、右手にも力が入ってしまい、
力の入った弾き方になり、
力の入った音色になります。
それなので、
「力が入っているな」
と思ったら、
一度ウクレレを置いて、体をほぐしリセットすることをお勧めします。
- 手をブラブラする
- 腕や首を回す
- 深呼吸
このように一度リセットして、
再度ウクレレを持って弾くことをお試し下さい。
2、心も脱力・リラックス
弾いている方の心模様は、演奏に影響します。
(わかる人には、音色でバレます・・・汗)
やはり、心・気持ちも大切だと私は考えます。
- 気持ちが焦っていたり
- 緊張していたり
- イライラしていたり
このような状態での脱力は無理だと思うのです。
逆に、力が入ってしまいます・・・汗
- 落ち着いて
- 安心して
- 余裕を持って
という状態の方がリラックスできると思います。
リラックスした状態で、
集中して練習できると良いですね。
このようなことを、チョッと取り入れるだけで、
だんだんと、
「丁度いい力加減」
で弾けるようになれます。
そして、この「脱力」は、
5時間ウクレレを弾いたから出来る様になることではなく、
毎日コツコツと続けていくと、
ある日突然、脱力して弾いている自分と出会えます。
そういったことなので、
「ある日突然」を楽しみに、
続けていただけたらと思います。
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